アイデアをメモするなら、スマホでもパソコンでもできる時代。
でも私はいまだに「紙のノート」で書くことにこだわっています。
特に、Rollbahn miniという小さな手帳を特に気に入っていて、
サイズ感も使い心地も抜群で、毎日アイデア、予定、気づき等をどんどん書き込んでいます。
ただ、問題はそのあと。
メモの内容が増えてくると、読み返しや検索がめちゃくちゃ不便なんです。
そこで私は、書き終わったノートをスキャンしてデジタル化し、効率よく整理・活用する方法を模索しました。
そして最終的にたどり着いたのが、「GoodNotes 6」で一元管理する方法です。
今回はその検討のプロセスから、実際の運用方法、使ってみた感想まで、詳しくご紹介します。
1. なぜ手書きなのか?紙の魅力と限界
「ノートに書く」という行為には、何か特別な感覚があります。
キーボードで打ち込むよりも、手で書く方が頭に残るし、考えが整理されやすい。
Rollbahn miniのような小さめの手帳は、どこでも取り出してサッと書ける手軽さがあります。
その一方で、使い終わったノートがどんどん溜まっていくのも事実。
「あのときのアイデア、どのノートに書いたっけ?」と探すのに時間がかかり、
せっかくのメモが埋もれてしまうのがもったいないなと感じるようになりました。
2. デジタル化で解決したかった課題
主に解決したかったのは以下の3点です:
- 検索性の向上:思い付きや気になったお店等、必要な情報を後からすぐ見返せるようにしたい
- 時系列での管理:メモを書いた順番に時系列でデータを保存しておきたい
- メモの再利用:スキャンしたメモに追加で書き込んだりさらに考えを膨らませたい
これらを実現するには、「ただスキャンするだけ」では足りません。「使える形で残す」工夫が必要だと気づきました。
3. 試してみたツールとそのリアルな感想
Apple純正メモアプリ
iPhoneユーザーなら誰でもすぐ使える、シンプルで見やすいメモアプリ。
iCloudとの同期もスムーズで、画像やPDFの貼り付けも直感的にできます。
ただし、一冊分のノートをまとめてスキャンした後に、ページごとにタグ付けできないという仕様がネックでした。
メモ全体に対してのキーワードは入れられるけれど、
「このページはレザークラフト」「このページは登山」といった細かな整理が難しかったのです。
OneNote
無料で使えるうえ、Microsoft製品との相性もよし。
しかし、Apple純正メモアプリと同様にページ単位でのタグ付けができませんでした。
Notion
理想的なデータベース構成が組めるのが魅力。
ただし、スキャン画像を貼る運用にはやや不向きで、スマホからの管理もしにくく感じました。
4. 最終的に選んだのは「GoodNotes 6」だった
最終的に私が選んだのは、ノートアプリの「GoodNotes 6」。
最大のポイントは、手書きメモとの相性が圧倒的に良いという点。
スキャン機能も内蔵されており、別アプリを使わなくても、そのままノートの形で取り込めるのが非常に快適でした。
さらに、
- ページごとに手書きでメモやタイトルを追加可能
- フォルダ分けでカテゴリごとのノート整理が可能
- 手書き文字もある程度検索可能(OCR機能)
アナログとデジタルの“いいとこ取り”ができます。
5. 実際の整理方法:GoodNotes 6活用術
私の運用方法を紹介します。
- ノートを一冊書き終えたら、GoodNotes 6で一気にスキャン
アプリ内のカメラ機能を使って、全ページを取り込んでいきます。 - 各ページに「手書きで」タイトルやタグを追加
たとえば「ブログ」「Youtube」「登山」「レザークラフト」など。 - タイトルにメモ帳の使用開始時期を記載
時系列順でまとめることができます。
6. 整理してみて得られた変化
GoodNotes 6で管理するようになってから、明らかにメモの活用度が変わりました。
- 「あれどこに書いたっけ?」が減った
- 思いついたアイデアが、実際に記事や動画になる頻度が上がった
- 過去のメモに書き足すことで、思考を育てるような感覚が得られるように
これまでは“書いたら忘れる”状態でしたが、今は“育てて使う”メモになったと感じています。
7. まとめ:アナログ派こそ、デジタルと仲良くなろう
手書きのメモ帳は、アイデアの源です。
でも、そのままにしておくと、いつの間にか過去に埋もれてしまう。
だからこそ、デジタルの力を借りて「活かせる形」にすることが大切だと感じました。
私にとってのベストな方法は、GoodNotes 6でスキャンして整理し、タグのようにページにタイトルをつけるという運用です。
(一応ある程度は手書きのテキストも検索に引っかかってくれるので、時間がある時でよい。)
もし、あなたも「手書き派」なら、この方法を一度試してみてはいかがでしょうか?
自分に合った整理スタイルを見つけることで、メモはもっと自由になり、日常が少しだけスムーズになるかもしれません。