みなさんこんにちは。
チベスナです。
先日、カッターナイフで有名なOLFA(オルファ)が立ち上げたアウトドアブランド、
「OLFA WORKS」(オルファワークス)からブッシュクラフトナイフが発売されました!
ぱっと見はカッターナイフのような外見、そしてお値段はなんと1300円(税抜き)!
ブッシュクラフトナイフとしてはめちゃめちゃリーズナブルです。
気になってしょうがないので早速ODカラーを購入。
屋外で実際に使ってみてレビューしてみました!
結論から言うと、
クラフト用のナイフとして申し分ない実力です。
ただし、見た目の通りバトニングやチョッピングには向いていないので、
すべての作業をこれ一本で行うことはできません。
その代わりにクラフト分野に関しては一般的なブッシュクラフトナイフよりも扱いやすいので、ブッシュクラフトナイフとは別にもう一本持っているととても便利だと思います。
今回はブッシュクラフトナイフということで、クラフトと調理それぞれの視点からレビューしていきます。
OLFA WORKSブッシュクラフトナイフの基本情報
OLFA WORKSブッシュクラフトナイフの基本情報は以下の通りです。
- 販売価格:1300円(税別)
- 替刃価格:600円(税別)
- 寸法:全長116mm(使用時176mm) × 高さ23mm × 厚さ4mm
- 刃厚:1.2mm
- 鋼材:ステンレス
- 刃の形状:片刃
- カラーバリエーション:OD、カーキ
- 付属品:パラコード(長さ約38cm)
- その他:刃には波刃とフック形状がついており、ロープの切断やガス缶の穴開け、クッカーの蓋の持ち上げなどに利用できる
大きさがとてもコンパクトなので、持ち運びに便利です。
鋼材がステンレスということなので錆にも強そうですね。
刃は手回しのねじで固定するタイプになっています。
普通に使用する分には、ねじが緩んでしまうようなこともありませんでした。
箱だしの状態では刃に錆防止用の油が塗られていますので、食材などを切る際には洗い流すように注意してください。
それでは、詳細にレビューしていきます。
テーマ①:クラフト
クラフト分野に関しては、トライスティックとフェザースティックをそれぞれ作成して使い勝手を確認しました。
一般的なブッシュクラフトナイフと比べて、どちらもかなり作りやすかったです。
トライスティックの作成
ナイフの特性を見るには一番の手法だと思います。
今回は二又フォーク、ポットフックノッチを作ってみました。
刃が厚いナイフではなかなか難しいフォークですが、刃が薄く先端が細くなっているこのナイフでは簡単に作ることができました。
また、ハンドルも薄い割には意外と握りやすいという印象でした。
ただ木材が硬すぎると、刃を親指で押す際に少し痛みを感じることがありました。
フェザースティックの作成
刃が過度に食い込んでしまうこともなく、薄いフェザーを作ることができました。
波刃の部分は必要以上に刃が食い込んでしまい、フェザー作りには向いていません。
テーマ②:調理
調理分野に関しては、メタルマッチによる着火と食材(トマトと生肉)のカットを行いました。
火花の飛びが悪く、メタルマッチのストライカーとしては今一つだと感じました。
食材は問題なくカットできましたが、食材の大きさが大きすぎると切りにくいと思います。
メタルマッチによる着火
刃の背を45°の角度で当てて火花を飛ばしました。
が、少し火花の飛びが弱いように感じました。個体差かもしれませんが。
(手で触ってみてもそんなに角ばっていない気がする・・・)
ハンドルを握る手も、クラフトの時とは違い痛くなってしまいました。
メタルマッチの着火に関しては、専用のストライカーがあればそちらを使ったほうが良いかもしれません。
食材のカット
トマトと生肉をカットしてみました。
刃先をナイフのように使うことができるので、生肉の筋まですっぱり切ることができました。
切れ味は良いですが、刃長は短めなので大きな食材を取り扱う際は不便になるかもしれません。
おまけ:バトニングはできるの?
「ブッシュクラフトと言えばバトニング!」
そんなイメージを持っている方もいるのではないのでしょうか。
必須となるわけではないですが、ナイフで薪を細くすることができればとっても便利ですよね。
ということで挑戦してみました。
・・・が、結果は惨敗です(泣)
刃厚は薄い、片刃、刃が短い等、バトニングに向いていない要素盛りだくさんですが、
特にバトニングに向いていないと感じたのが
刃をねじで固定するという構造です。
刃をバトンしているうちにねじが緩んで刃が少しずつ手元側に動いてしまうのです。
刃が折れたりするとケガにもつながりかねませんので、バトニングはしないようにしましょう。
OLFA WORKSブッシュクラフトナイフの総評
冒頭でも言いましたが、
「クラフトナイフとしては文句なしの製品です。」
ただし、すべての作業をこれ一本でこなすのは難しいです。
バトニングやチョッピングには向いていないので、小さな焚き火台を使う方などは薪を割ることができる刃物を別に持っておくことをお勧めします。
個人的にはクラフトしやすい点とコンパクトでかさばらない点が気に入りました。
首から下げてネックナイフとして使おうかと考えています。(不意に刃が飛び出てしまわないよう工夫が必要ですが)
薪の準備だけ済ませてしまえば、あとはこれ一本で事足りそうです!
いかがでしたでしょうか。
クラフト用ナイフとして性能は申し分なく、値段も1300円とリーズナブルなので、
これからどんどん人気が出てくると思います。
皆さんもぜひ購入してみてください!
それでは、また。