皆さんこんにちは。
チベスナです。
今回は初めてYouTube用の動画を撮影しようと思い、
「総額1000円以下のアイテムだけ(食費込み)」の格安キャンプをしてきました!
当然テントなどは持ち込めないので、
なるべく自然のもので現地で作り上げる「ブッシュクラフトスタイル」でのキャンプです。
もし、
「キャンプをしてみたいけど費用はなるべく抑えたい」
という方がいればぜひ参考にしてみてください!
※動画を撮影するにあたり、山林の所有者の方に直火などの許可をいただいています。
ブログには動画内で説明しきれなかった内容を事細かく記載しておりますので、どっちも見ていただけると幸いです!
持ち物一覧
100円ショップで購入したもの
格安キャンプのお供の100円ショップです。
最近はどの100円ショップもアウトドア用品に力を入れているようで、
「え!?これが100円で売っているの!?」
と驚くようなアイテムも多々あります。
今回はそんな100円ショップから厳選したアイテム4点を購入しました!
マルチツール
まずは何といってもブッシュクラフトには欠かせない「ナイフ」です。
流石に本格的なものは置いていないので、ビクトリノックスのようにいくつかの機能がついているマルチツール型のナイフを購入しました。
今回のキャンプは持ち込める道具がほとんどないため、現地の材料で手作りする必要があります。
そのためには木を加工するためのナイフは必須アイテムになります。
キャンプ中では木を加工する以外にも、
- 食材をカットする
- ロープをカットする
といった用途もあります。
ちなみにナイフ以外の機能は全く使いませんでした(笑)
ターボライター
次は着火道具になります。
普段のキャンプではおしゃれ感重視でマッチをよく使用しますが、
使い勝手と安定性を考慮するなら絶対にライターのほうが良いです。
ライターはもちろん火おこしに使用します。
ほかにもカットしたロープの端をあぶってほつれにくくするためにも使えます。
ステンレスマグカップ(450ml)
次は水を飲むため、お湯を沸かすためのマグカップを購入しました。
説明書には直接火にかけないよう注意書きがされていますが、一回火にかける程度では問題なく使うことができました。
もう少し小さいサイズのものも売っていましたが、今回はカップ麺用のお湯を沸かすのに使用するため一番大きいサイズのものを購入しました。
「水をくむ」「お湯を沸かす」といった行為は生活の中で行う頻度は高いのですが、自然界のものだけで行おうとすると一筋縄ではいきません。
ブッシュクラフトでも液体を持ち運べる容器は基本装備の一つでもあります。
ロープ(7m)
最後はロープになります。
今回は主にシェルターづくりに使用します。
普通のキャンプではあまりなじみのないロープですが、タープやテントを張る以外にも
- 木の枝を縛ってトライポッドを自作する
- 薪をひとまとめにして運ぶ
などにも利用でき、汎用性がとっても高いアイテムです。
私は基本的なロープワークしか身に付けていませんが、ロープワークについて詳しい人は様々な用途にロープを活用しています。
スーパーで購入したもの
豚ステーキ肉
1日目の夕食になります。
本当は牛ステーキ肉のほうが良かったのですが、予算の都合上豚肉にしました。
安売りしてるときは牛肉でも良いのですが・・・
カップ麺
これは2日目の朝食用です。
お湯を使わない缶詰などにすればもっと楽ができるのですが、私は外で食べるカップ麺が好きなのでカップ麺にしました。
89円の一番安いものを選びました。
水(2l)
最後は飲み水です。
普通のキャンプ場や、きれいな川沿いであれば飲み水には困らないのですが、
今回は川が近くにない山林でのキャンプでしたので、水を準備していきました。
飲み水としての役割以外にも、焚き火の後始末にも使用します。
1000円キャンプの流れ
ここからはキャンプの流れを紹介していきます。
動画内では説明しきれない内容も多かったので、ここで全部話をさせていただきます!
野営地探し
まず最初は野営地を探していきます。
少し暖かくなってきているので、虫対策を考慮して以下の条件の場所を探します。
- 日当たりが良く空気が乾いている
- 水場が近すぎない
基本的に虫は湿度が多くじめじめした場所に多く生息しているので、虫のいる時期のキャンプでは湿気が少ない場所を選びましょう。
あとは落下物の危険がないか、平らで過ごしやすいかどうかなどを見極めて場所を決めます。
今回のキャンプでは水場は近くにないので、日当たりが良く平らな場所を選びました。
シェルター作成
野営地を決めたら最初にシェルターを作っていきます!
慌てずにゆっくりと作っていきましょう。
最初は材料集めです。
近くを歩き回って使えそうな木材を集めていきます。
使用するのは
- 落ちている木の枝
- 立ち枯れしている木
のみです。
マナーとして環境への影響をなるべく小さくするために生木は使用しません。
当然キャンプ場でも勝手に生きている木を切ったり傷つけたりしないようにしましょう。
材料が集まったら骨組みをくんでいきます。
太めの枝はナイフでバトニングをしながらうまく切り込みを入れていき、長さを調節します。
(100円のナイフはほとんど刃が立っていないのでかなり苦戦しました・・・)
虫対策のために地面から少し浮いたシェルターを作っていきます。
ちょうどよい間隔で生えている木を柱にして、太めの枝をロープで結んでいきます。
枠組みができたら枝を敷いていきます。
このままでは硬くて体が痛いので、松の枯葉を敷いて少しでも硬さを和らげてあげます。
ある程度ベッド部分が出来上がったので最後に屋根を作っていきます。
屋根も木の枝で枠組みを作り、そこに枝や松の葉っぱを立てかけて作ります。
なんだかスカスカな屋根になりましたが、今回は雨は降らなさそうだったので多分大丈夫!
ということでシェルター完成です!
作業時間は3時間程度だったと思います。
火床作成&焚き火
焚き火の準備をしていきます。
今回は直火をするので、しっかりと火床を作ります。
火床には周囲への燃え移りを防止する以外にも、焚き火の熱の反射効率を上げる効果もあります。
直火をする際には必ず火床を作るようにしましょう。
今回の火床はシンプルな丸型にします。
周囲より10cmほどの深さの穴を掘り、周りを石で囲んでいきます。
そこには枯葉を敷き、着火の際に地面の湿気の影響を受けにくいようにします。
最後に火床の周囲の枯葉をどかしたら火床の完成です!
火床が完成したら、松の枯葉をたきつけにして着火していきます。
今回はライターがあるのであっという間に火をつけることができました。
マッチやメタルマッチで着火する場合はもう少し燃えやすい着火剤を準備しましょう。
食事
ついに待ちに待った夕食の準備をしていきます!
とはいっても豚肉を切って焼くだけですが・・・
今回は調味料を忘れてしまいましたが、塩くらいはあったほうがいいと思います😅
普通に焼くだけではなく、「炭の上で直接焼く」という方法にも挑戦してみました!
肉が灰まみれになってしまうようようなイメージでしたが、
意外と大丈夫でした!
軽く手で払ってやれば問題なく食べれますので、皆さんも機会があれば挑戦してみてください。
かなりワイルドな雰囲気が出ます!
くつろぎタイム&就寝
食事も済んだので少しくつろいで寝ることとします。
何も考えずただ焚き火をしながらぼーっとする・・・・
最高の時間です。
普段のキャンプならお酒やコーヒーを飲んだりもします。
就寝前に日記を書きます。
私はいつもキャンプの時にはトラベラーズノートを持ち歩いていて、日記やスケッチをしたりします。
後から読み返すのが楽しいです。
それではおやすみなさい。
火おこし&朝食
おはようございます。
夜が明けました。
やはり夜は寒かったです😅
あまり寝付けませんでしたが、何事もなく夜が明けました。
早速朝食の準備をしていきます。
火が消えてしまっているので、ライターで着火します。
お湯を沸かすために少し太めの枝をゴトクにします。
ステンレス製のマグカップでお湯を沸かすので、少しだけ時間がかかってしまいました。
沸かしたお湯をカップ麺に注ぎ・・・・完成!
うますぎる!
おいしすぎてスープまで飲み干してしまいました(笑)
食べ物がなんでもおいしく感じるようになるのは、アウトドアのいいところですよね。
ゆっくりと食事をし、最後の後片付けを始めます。
後片付け
食事も済んだので、後片付けを行い帰宅の準備をします。
山林での野営はもちろん、キャンプ場でのキャンプの時も来た時よりもきれいにして帰ることを心がけています。
焚き火の跡やゴミの持ち帰りはもちろん、とにかく自分のいた形跡を残さないようにしています。
焚き火で出た灰は地面に撒いてしまって問題ないですが、炭は自然では分解されないので必ず持ち帰るようにしましょう。
中途半端に炭になっている薪があれば、それも持ち帰ります。
火床に使用した石も散らしておきましょう。
シェルターも解体しておきます。
シェルターに使用した材料も周囲に散らし、なるべく違和感のないように元通りにします。
ゴミやに持ちをまとめて、後片付け完了です!
まとめ:道具なくても意外といける
いかがでしたでしょうか?
無事に総額1000円以下でキャンプすることができました。
沢山の道具をそろえてのんびり過ごすのも楽しいですが、
少ない道具でどうやって過ごすかを考えることも私は好きです。
皆さんもぜひ少ない道具でのキャンプに挑戦してみてください!
(でも寝具だけはちゃんとそろえておくことをお勧めします😅)
それでは、また。