皆さんこんにちは。
チベスナです🌞
「ブッシュクラフト」とはなるべく荷物を減らし、必要なものは現地で調達することで自然をより身近に感じることのできるキャンプスタイルのことです。
最近のアウトドアブームも相まってか、普段の生活の中でも目にする機会が増えてきました。
「楽しみながらサバイバルの知識を身に付けたい」
このように思っている方も多いのではないのでしょうか。
この記事ではブッシュクラフトにドはまりしてしまった私が
ブッシュクラフトを始めてみたいけど、何から始めればいいのかわからない。
という初心者の方に向けて、
- ブッシュクラフトの始め方
- 最初に準備したほうが良いもの
について紹介しようと思います。
ブッシュクラフトの概要
ブッシュクラフト、直訳するとブッシュ(茂み)クラフト(作る)です。
発祥は北欧と言われており、もともとは極寒の森の中で生活するための知恵やテクニックだったといわれています。
起源は生き延びるためのサバイバル的な意味合いが強かったのですが、その知恵やテクニックを用いて楽しく自然の中で過ごすことをブッシュクラフトと呼びます。
JBS(Japan Bushcraft School)で講習会などを行っている、
ブッシュクラフトインストラクターの第一人者である川口 拓さんは
「サバイバル術を趣味として遊びながら学ぶこと」とおっしゃっていました。
サバイバルというともっと過酷な環境をイメージしがちですが、
ブッシュクラフトは「過酷すぎず、緩すぎず」の環境でアウトドアを楽しむことができます。
ブッシュクラフトの始め方その1:
まずは装備を整えよう!
一通りのキャンプ道具を持っている方
普段からキャンプなどによく行っており、ある程度のキャンプ道具をそろえている方は、
普段から持っていく荷物を少しずつ減らしていけばOKです。
便利な道具をたくさんそろえたキャンプも楽しいのですが、ブッシュクラフトをするために少しずつ荷物を減らしていきましょう。
そして足りなくなったものは、現地のものをうまく利用して自分で作るようにします。
最初のうちは大変に感じるかもしれませんが、作りたいものがうまくできるととても楽しいですよ!
道具を何も持っていない方
道具を何も持っていないアウトドア初心者の方は、まずは必要最低限の道具をそろえましょう。
ブッシュクラフターが必要な装備を考える際の「5C」という項目があります。
とりあえず5Cにそって道具をそろえて、必要なもの、不必要なものが出てきたらその都度調整していけば大丈夫です。
1. Cutting tool
何かを切るための道具
ナイフ、斧、鉈など
2. Cover
シェルターなどに使用し、体温を確保するためのもの
テント、タープ、シュラフ(寝袋)、ハンモックなど
3. Combustion
着火道具
ライター、マッチ、メタルマッチ、ガスバーナーなど
4. Container
調理などに使用する容器のこと
水筒、飯盒、クッカーなど
5. Cordage
紐、ロープ類
パラコードなど
これらの要素が一通りそろっていれば、とりあえずブッシュクラフトできると思います。
5Cを考慮して、初心者の方におすすめの装備構成を考えてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者の方におすすめの装備構成
1. Cutting tool
刃物と言ってもたくさんありますが、とりあえず初心者の方は刃渡り10cm程度のナイフを買うといいと思います。調理やクラフト、ちょっとした薪割りなどを1本でこなすことができます。
・モーラナイフ コンパニオンHeavy Duty
言わずと知れた有名なブッシュクラフトナイフです。
非常に安価でありながら使い勝手抜群のナイフなので、初心者の方はとりあえずこれを買うことをおすすめします。
2. Cover
最終的にはタープやハンモック泊を目標として、最初はテントで宿泊してもよいと思います。
慣れてきたらタープ泊やハンモック泊に挑戦してみましょう!
・Naturehike テント 2人用
私が普段使用しているテントです。中国のメーカですが、購入してから4年間問題なく使用できています。収納時にとても小さくなるのでおすすめです。
・ユタカ ODグリーンシート(1.8m×2.7m)
ブルーシートのグリーンバージョンです。厚みがあり多少重いですが、値段が安いので焚き火などの火で穴をあけてしまっても気軽に買い替えることができます。最初はこのシートでタープ張りの練習をしましょう!
・Wecamture ハンモック 蚊帳付き
こちらも中国製の安価なハンモックです。大人3人で座ってもびくともしない耐久性があります。蚊帳も付いているので夏なども安心して寝ることができます。
また、ハンモックを木に固定するためのカラビナやループスリングもセットになっているのでとってもおすすめです。
3. Combustion
着火道具ですが、最初は無難にガスバーナが一つあると、雨が降っても安心です。
慣れてきたら、現地で薪を集めて焚き火をしましょう。
直火禁止の場合が多いのでその際は焚き火台を忘れないようにしてください。
・イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
安価に購入できる品質の高いバーナーです。カセットコンロなどに使うガス缶で使用することができるので、コンビニなどでガス缶を購入することができます。
・UCO 焚き火台 ミニサイズ
1人~2人向けの小さ目な焚き火台です。収納時には厚さ3.5cmまで薄くなるので、バックパックに収納することができます。専用の収納ケースも付いています。
4. Container
容器類です。とりあえずは調理用の容器と水を入れておくペットボトルがあればよいと思います。
・snow peak アルミパーソナルクッカーセット
キャンパーの間でも人気があるクッカーセットです。そこの深い容器2種と浅い容器2種がワンセットになっています。アルミなのでとても軽くておすすめです。
5. Cordage
何かを結ぶためのロープです。ブッシュクラフトでは本当にロープを使う機会が多いので、一つ持っておいて損はないと思います。
最初はロープを使ってタープをきれいに張る練習から始めましょう!
・TOUGH-GRID 750ポンド
正直パラコードの中では少し高価です。
しかし、安価なパラコードと比較して手触りが良く、適度に弾力もあり、とても頑丈であるという特徴があります。良いものを長く使い続けるほうが愛着もわくと思いますのでおすすめです。
これで準備は整いました!
早速ブッシュクラフトをしに行きましょう!
ブッシュクラフトの始め方その2:
キャンプ場へ行こう!
ブッシュクラフトをする場所についてですが、とりあえずキャンプ場へ向かいましょう。
できれば木が簡単に手に入る山の中のサイトが望ましいです。
ブッシュクラフトのイメージ的には人気のない森や山の中で過ごすイメージですが、日本の森や山はすべて国か個人の所有物なので勝手に入ってはいけません。
特に初心者の方はケガや遭難の危険もありますのでキャンプ場をおすすめします。
ブッシュクラフトの始め方その3:
ブッシュクラフトを楽しもう!
ここまで来たらあとはブッシュクラフトを楽しむだけです!
手元にある装備だけで過ごしてみましょう。
その中で何か足りない道具があったら、
ナイフやロープ、現地で集めた木の枝などをうまく利用して自分で作ってみましょう!
この時間を楽しむことができればあなたも立派なブッシュクラフターです(笑)
ブッシュクラフト初心者の方はとりあえず以下の項目に挑戦してみてください。
- パラコードを使ってタープをきれいに張る
- 着火剤は使わずにライター、マッチのみで火をつける
- バトニングで薪を割ってみる
- 食事に使う箸を現地で作成する(竹や笹、乾燥した枝をナイフで削りましょう!)
これができるようになったらタープ泊やメタルマッチでの着火、自然のものを利用してのシェルターづくりなどもう少し難易度の高いことにも挑戦していきましょう。
↑お手製のマシュマロフォークです。
自分のスキルが上達してきたら、少しずつ荷物を減らしたり増やしたりして自分のスタイルを探しましょう。
まとめ
少しはブッシュクラフトの魅力が伝わったでしょうか?
最後になりますが、
ブッシュクラフトをする上で一番大事なことは「楽しむ」ことです。
荷物を減らすことばかり考えてしまい、楽しむことを忘れてしまわないように注意しましょう。
回数を重ねるうちにきっと自分に合ったスタイルを見つけられるはずです。
それでは、また。