皆さんこんにちは。
ツチヤです。
寒い時期はコタツにこもって創作活動がしたくなりますね!
ということで、久しぶりにレザークラフトの記事です。
今回はレザーで
アウトドア用のスパイスケースを作成しました!
キャンプ好き友人へのプレゼント用ですが、なかなか良い出来に仕上がったと思います。
興味がある方はぜひアイディアの一つとして参考にしてみてください。
レザースパイスケースの外観とコンセプト
まずはざっくり、スパイスケースの外観をご覧ください。
基本的には牛のヌメ革を使用しており、蓋部分は染料でブラウンに染め上げています。
裏面はこんな感じ。
シンプルな見た目のポーチに仕上がりました。
蓋を開くとこんな感じ。
料理好きな友人のために容量たっぷりに作ってあります。
サイズは以下の通りです。
そして機能性を向上させるためのギミックもいくつか仕込んであります。
既製品にはついていないオリジナルの機能を付けました。
こだわりポイントを紹介していきます。
こだわりポイントの紹介!
①シンプルな形状とゴリラの刻印
まずは見た目についてですが、できるだけシンプルなデザインを目標にしました。
見た目に飽きが来ないようにという願いも込められていますが、
一番の理由はカバン等に入れたときに引っかかったり絡まったりしないようにするためです。
なので装飾は必要最低限にしてあります。
両サイドのDカンはつけるか迷いましたが、アウトドアで使用する以上バックパックなどに外付けすることも考えられるため、
使い勝手の面を考慮してDカンを左右に取り付けました。
ゴリラの装飾はレザーカービングで刻印しました。
友人がゴリラが好きなので(笑)
②自由度が高い収納スペース
市販品によくある容器を固定するゴムバンドはあえてつけていません。
確かに中身がぐちゃぐちゃにならないというメリットはありますが、容器の移し替えが必要だったり手間が増える場合もある。
自分の好きな調味料を自分の好きな容器で自由に収納できるようにゴムバンドはつけませんでした。
また、高さも十分確保しているのでオリーブオイルの小さい容器がそのまま入るようにできています。
アウトドアでアヒージョを作るためには必需品ですね!
蓋の裏にもポケットがついており、袋に入った鷹の爪などの調味料も収納可能。
メインの収納部は広く作ってありますが、小物をしまえるよう小さなポケットも付けました。
③調味料を取り出しやすい前面部分
スパイスケースの全面は、大きめに口を開けています。
これは中に入っている調味料が視認しやすいようにしているのと、
調味料を取り出しやすいようにという理由で口を大きく開けています。
調理中はとっさに調味料を使用したくなる場合もあるので、取り出しやすさと視認性を重要視した形状にしています。
またこの大きな口から調味料が外に出てしまわないようにジャンパーホックでベルトもつけています。
こちらのベルトは取り外しも可能です。
④コンパクトなまな板を収納できるポケット
メイン収納部に小さなポケットをつけておきました。
100均に売っている小さなまな板を収納することができます。
まな板以外にも、薄いものであれば収納可能なので、自分の使い方に合わせて自由に使うことができます。
あと、小さなこだわりなのですがこのポケットは豚革を使用しています。
豚革はとても薄いのですが耐擦性に優れており、
ものを頻繁に出し入れするポケットなどによく使われている革です。
⑤背面の革砥パーツ
最後に私オリジナルのギミックを紹介します。
背面にはトコ面を処理していないヌメ革をジャンパーホックで取り付けています。
実はこのヌメ革、革砥として使用することができます!!
事前にコンパウンドを革のトコ面に塗りつけておけば、キャンプ中などでナイフの切れ味を復活させることができます。
革砥石はかなり研磨力があるので、トキントキンにナイフの刃を研ぐことができます。
実用性のあるギミックを思いつくことができて満足です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人的なこだわりが詰まったレザーポーチの紹介でした。
今までは既製品の形状を参考にして革製品を作ることが多かったのですが、
今回は1からオリジナルの形状を考えました。
なんだかんだ制作に時間がかかってしまい、
0→1を生み出す大変さを実感しました・・・
皆様のものづくりの参考になれば幸いです。